出場資格、出場選手枠、FedExCupポイントシステムを含むツアーの 競技構造の改善がPGA TOURポリシー委員会で承認
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The PGA TOUR Policy Board approved competitive changes supported by the Player Advisory Council on Monday. (Keyur Khamar/PGA TOUR)
Written by Staff, PGATOUR.COM
フロリダ州、ポンテ・ヴェドラビーチ– PGA TOURポリシー委員会は本日、選手諮問委員会(PAC)による支持を受け、ファン、選手、大会やパートナー企業により強力且つ競争力のあるエンターテイメント性の高いPGA TOURを提供するための、競技に関する変更点について承認した。
この取り組みは、2024年を通じてメンバーから寄せられた意見、特にPGA TOURのシードを獲得しているメンバーに、公平なプレー機会と、確実なスケジュールを提供する必要性に応えるもの。他の変更点は、日照時間が限られた大会に対応するための出場選手枠の調整、FedExCupポイントシステムの一部変更も含まれている。
出場資格と出場選手枠の変更は2026年シーズンから適用され、FedExCupポイントシステムの調整は2025年から実施される予定。
PGA TOURコミッショナーのジェイ・モナハンは、「本日発表した変更は、ファン、選手、大会、パートナー企業にとって最高のPGA TOURを目指すため、競技とスケジュールの改善を、6年間検討してきたものです。これは真に協力的な取り組みで、選手諮問委員会がPGA TOURをより強固なものにするために費やした時間と努力をとても誇りに思います」と述べた。
選手諮問委員会の競技サブコミッティーメンバーであり、PGA TOURポリシーボードの選手ディレクターでもあるアダム・スコットは、「選手諮問委員会の議論は、PGA TOURの会員資格が男子プロゴルフにおける最高峰であるという信念などに基づいて行われました。PGA TOURの選手代表たちは、ゴルフファンの体験を向上させるために、内容を継続的に改善していく必要性を認識しています。今回承認された変更点は、新しい若い才能に公平なプレーの機会と、メンバーにとってポジティブなプレー環境を提供するものです」と述べた。
出場資格とメンバーシップ
- FedExCupランキングの免除資格を上位125名から100名に変更し、101-125位の選手には条件付き資格を付与。この変更は、Korn Ferryツアー/DPワールドツアー/Qスクールを経由して資格を取得した選手に対し、スケジュールの確実性とフルフィールド大会の試合での公平なプレー機会を提供するために挿入された。
- Korn Ferryツアーの上位に与えられるPGA TOURのシード枠を30名から20名に減らし、DPワールドツアーからの10名枠は維持する。PGA TOUR Qスクールpresented by Korn Ferryでの枠は5名(5位とタイを除く)に制限される。
- フルフィールド大会のオープン予選枠の調整:
- 144名のフィールド (4枠 – 変更なし)
- 132名のフィールド (2枠)
- 120名のフィールド (0枠)
- 現在DPワールドツアー/Korn Ferryツアー/Qスクールのカテゴリーに属する選手やPGA TOURのメンバーに限定されているスポンサー推薦枠を廃止し、優先順位ランクに基づき次の資格保有メンバーに付与する;オープン大会については通常4枠となるスポンサー推薦枠を維持。
PGA TOUR競技責任者のタイラー・デニスは、「PGA TOURのメンバーシップを再定義することが、シードを獲得するという向上心を高める上で大切でした。ツアーに参戦すれば、メンバーはメンバーシップを維持するために公平な機会を持ち、FedExCupプレーオフに進出することができるようになります。ファンにとっては、競争の激しいドラマが追加され、シーズンを通じてより強いフィールドとリーダーボードを生み出すことになるでしょう」と語った。
出場選手枠
- 1つのコースで開催されるオープン大会の出場選手数を156名から144名に削減し、日照時間によっては120名、または132名に減らすこともある。
- ザ・プレーヤーズ選手権の出場枠は120名になる。
- 複数のコースで開催される大会の多くは出場枠を156名に維持し、例外としてファーマーズインシュランスオープンは144名となる。
デニスは、「これらの出場枠の調整は、プレーの流れをより良くし、通常の天候であれば、各日のラウンドを完了し、予選の36ホールを予定通り消化できる可能性が高まります。ファンにとって、この確実性が週末のストーリー展開をより効果的なものにし、PGA TOURをより分かりやすく、楽しめるものにします」と語った。
FedExCup ポイントシステム
FedExCupポイントの配分表が変更され、2025年から適用される:
- メジャー大会とザ・プレーヤーズ: 2位のポイントがわずかに増加し、11位以下のポイントが若干減少。
- シグネチャー大会: 7位以下のポイントが若干減少。
デニスは、「FedExCupポイントシステムは想定通りに運用され、今シーズンの主な目標は達成しましたが、選手からのフィードバックにより、ポイントシステムの特定の分野を検討する必要があることがわかりました。メンバーシップからの意見や、選手諮問委員会との協力が公平性のあるポイントシステムの構築に不可欠でした」と言及した。「
その他の承認事項
- トップ10フィニッシュとタイの選手には、アマチュアを含め、次のオープン大会への出場権が付与される。さらに、PGA TOUR大会での優れたパフォーマンスを評価するため、PGA TOURアクセレーテッドにおいてトップ5フィニッシュの選手には追加ポイントが与えられる。
- ザ・プレーヤーズ、チャールズ・シュワッブ・チャレンジ、ジェネシス・スコティッシュ・オープンへの招待資格については、改定された一般の出場資格構造に合わせて調整される。
以前のスケジュールと競技的変更点 (2019-2024)
- 2019年: PGAツアーの旗艦大会であるザ・プレーヤーズ選手権が3月に戻り、PGA選手権が8月から5月に変更される。 FedExCupプレーオフは4試合から3試合に削減され、全試合が8月に開催される。ツアー選手権では FedExCupスターティングストロークス が導入される。
- 2023年: FedExCup プレーオフの出場枠が変更され 、FedEx St. Jude 選手権 では125名から 70名に、 BMW 選手権 では70名から 50名に削減。スケジュールには新たにFedExCup フォールセクションが追加される。
- 2024年: 暦通りのスケジュールに戻り(1月から11月)、フルフィールド大会とシグネチャー大会を追加。シグネチャー大会は出場枠が限定され、賞金とFedExCupポイントが増加。